先日、富士登山競走に出場し、五合目コースを完走はしたものの、当然翌年の山頂コースへの出走権を得れなかったあかりぱぱですが、出走権を得たEddieさんから、山頂コースの試走のお誘いがありました。
 
富士山は一度も登ったことが無い、憧れの山。来年は無理でも、いつかはと憧れる山頂コースのイメージも掴めますし、トレーニングにもなる。…という気軽な感覚で同行することにしました。
 
…で、これ最初にまとめてしまいますと「しっかりしたトレーニングをしてある程度の実力が無いと、途中から試走ではなくただの登山になってしまう」=「無理な弾丸登山になってしまう」という感じでした。
 
低山ハイクばかりとは言え、一応山が好き、自然が好きと言っている自分としては反省点の多い初富士山試走登山でした。
 
そんな反省の記録です。
 
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今回 五合目まではバスで来ました。
ここから、上り約3時間、下り2時間がEddieさんの目標。
私はプラス1時間程度と見積もりました。
 
 
 
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到着して直ぐにスタート。
五合目から少しの間はまだ緑があります。
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六合目に着く頃には、もう緑はありません。
ここで保全協力金を支払い、先に進みます。
 
 
 
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こんな感じでつづら折れの道を登ります。
まだまだこの辺りでは余裕で、「試走」と言えるスピード感で進めました。
 
 
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空は青く、気持ちがいい。
まだそう感じれる。
 
 
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ちなみに、足場は砂地の様。
 
 
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上をみれば、同じような景色がまだまだ続いています。
 
 
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山小屋到着。多分七合目。
 
 
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富士登山競走の試走で「五合目に山小屋何個あるん?」と思いましたが、五合目より上も同じように、◯合目に複数の山小屋があります。ですので、今回はどの山小屋が何合目か、なんて全然覚えていません。
 
 
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七合目を超えると、足場は砂地から岩場へと変わっていきます。
 
 
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そしてこの辺りから、何だか頭がチョット痛くなって来ました。ペースを上げて進むと、20メートルも進まないうちにシンドくなります。
 
コレって高山病ってヤツかなぁ、との考えが頭を掠めます。
そういえば、「高山病対策に、五合目からスタートする場合は、少し五合目で休憩してから体をならしましょう」なんて書いてあったな…。
 
なんてことを考えると、ますますシンドくなってきます。ペースはガタ落ち、というか無理をしたらダメだと思うようになって来ました。
 
 
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八合目と名のつく山小屋にやっと到着。
 
 
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しかし、道はまだまだ続く。
「高山病」というキーワードが頭にあり、疲れに心のブレーキも手伝って、
もう完全に「試走」ではなく、ただの「登山」というペースに。
 
 
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どこかの山小屋で、来た道を見下ろしてパチリ。
 
 
 
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上をみると、同じような景色がまだまだ続きます。
 
 
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…これ、何合目だったかな。
 
 
 
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お、看板が…。
 
 
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まるで「山頂はまだ遠い」とでも言わんばかりの案内看板。
…ってだいぶメンタルがマイナス側にふれています。
 
 
 
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この傾斜。
まぁ、考えてみれば「富士は日本一の山」を登っている訳でして。
 
 
 
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だいぶ高い場所に来た感じです。
 
 
 
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かなり疲れていましたが、何だか何時もの疲れとは違う、頭痛を伴うようなかんじ。
なんて思っていたら…。
 
 
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こんな看板を発見。
やっぱ高山病なん?なんて思うと、心に急ブレーキが更にかかります。
 
 
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しかし、どこで振り返っても同じ様な景色…。
低山ハイクばかりで、3,000m超の山を下から登るのは初めてですが、単独峰というのは、何というか景色が単調だなと思いました。連峰の山の連なる景色の方が好きかも…。
 
 
 
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たしか九合目を超えている場所。
写真でみると爽やかですが、この日は風がキツくてかなり寒い。もう、持ってきたおにぎりを頂上で食べたい!という事だけを考えて登っています。
 
 
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いよいよ頂上へ。
 
 
 
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さぁ、頂上です!
 
 
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しかし、もう風が凄くて凄くて。
とてもおにぎりを食べようという感じにはなれない。幸い、この登山の前に登山家(?)の方からアドバイスを頂いていて、試走(のつもりだった)とは言え、ペースダウンした時のことを考えて、ちゃんと防寒具を持ってきていたのですが、手は今まで経験したことがないぐらい寒いと感じました。
 
 
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ご覧の通り、殆どの人が風を避けるために建物の陰に隠れており、頂上でゆっくり休んでいる人がいませんでした。私もおにぎりを食べる気にはなれず…。
 
 
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せっかくきたからお鉢巡り…と思いましたが、なんせランニング用グローブと軍手を二重にしている指が麻痺してしまうぐらい寒い。それに、先に行っているEddieさんを待たせる訳にもいかないし。
 
 
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ちょっとだけ頂上付近を散策?して…
 
 
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剣ヶ峰は行ってみたかったけど、またの機会ですね。
今回は「山を楽しむ」という感じにはなれないし。
 
 
 
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ちゃんと登山の用意をして、スケジュールも余裕を持ってゆっくり回ってみたいなぁ。
 
 
 
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しかし、今回は「試走」のつもりで来ていたので、時間的な余裕がない。
高山病(思い込み?)の影響もあり、既にこの時点で自分の想定より1時間以上遅れています。
 
 
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なので、帰路に着くことにしました。
 
結果、この判断は良かったです。
お鉢巡りなんかしていたら、遭難していたかも。
 
 
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下に見えるは富士山の陰。
下山の時間には、富士吉田ルートはずーっと日陰に。
 
 
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山小屋の方をみると、今からあがっていく一行が。明日の御来光を見る人達でしょうか。
つまり、この時点でそれだけ遅い時間になってしまっていました。
 
 
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写真では明るいですが、実際はかなり薄暗くなってしまっています。
ヘッドライトも持たず、こんな暗い時間になって下山している自分が何だか嫌になりました。こういう無理をする人が、周りに迷惑をかける様な事故を起こすんだなぁ、と自己嫌悪。
 
 
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しかし、後ろにはまだまだ人がいたはず。みんな大丈夫なのでしょうか。
こちらは一応トレイルランの格好+25Lのバッグに防寒着等を入れていますが、追い抜いた人達の中には結構軽装な人も…。
 
 
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これはダメですね。五合目のあたりは、試走で何度か走っているので暗くても感覚がわかりますが、危ないことには変わりがない。
 
 
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スバルラインの五合目についた時には、この暗さ。
これは(試走のつもりだったけど)登山としては失格です。
 
やはり、ここは3,000mを超える山。
 
準備不足・トレーニング不足で挑んではいけないと認識させられました。
 
しばらくは、地道なトレーニングを再開することとします。
 
そして、(山に詳しい方は無謀なことはしないでしょうが)ジーパンにTシャツ プラスアルファな程度の格好で富士山に登るのは絶対にやめましょう。テレビなどで、そういったニュースを見たことはありましたが、実際に結構な軽装で登っている人が沢山いることにビックリしました。あれは危ないと思いました。
 
…今回は試走を楽しむ、山を楽しむということは全く出来ず、反省しきりの富士山でした。
 
 
ラソンは、ちゃんと地道にトレーニングする。
 
 
山は、ちゃんと楽しむ為の準備をしっかりしてから改めて来たいと思いました。
(でも山登りは富士山以外の山がいいかも、富士は登るより見る方が良いかなぁ。)
 
 
 
 
(つづく)