とうとう発表されました。
Panasonicのフルサイズセンサーのカメラ。
非常に楽しみにしていたのですが、丁度発表中は残業していて、無音でチラチラ覗き見した程度です。…プレスカンファレンスをライブ配信していたのですが、無音でみても当然内容はわからなくて、時折出てくる画像や写真をみて推測するだけでした。
見たときの感想は
- カッコいい!
- デカい!
…まるで幼稚園児か、小学生低学年の様なこの2つでした。
デザインは、ライカSL(601)とG9を足して2で割った感じで、結構ツボに入ります。
よく似ていますよね。
Panasonic ミラーレス一眼カメラ ルミックス G9 ボディ ブラック DC-G9-K
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2018/01/25
- メディア: エレクトロニクス
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サイズはG9と同じぐらいなのでしょうか。ただ、レンズはやっぱりデカそうですよね。同時にM43用のF1.7通しのズームレンズ(換算20ー50)の開発も発表されましたが、これもデカイのなんの。
(M43と並存させるなら、小型ギアはM43に任せるということかもしれません。)
結局、発表が終わるまで仕事も終わらず、じっくり見ることができませんでしたが、その後色々な方のブログに記載があったので、そちらを楽しく拝見させて頂いていました。
そんな中、ブログではありませんが、この記事が面白いと感じました。
この記事では、ビジネスの視点で、Panasonicのフルサイズ参入の経緯が掲載されています。
概要は次の通りです。
- 縮小するデジタルカメラ市場において、成長が見込めるフルサイズ市場に参入することが生き残りの条件。
- その為、フルサイズ市場に参入し プレミアム製品へシフトしていく。
- 当然、市場参入(フルサイズ機の市場投入)にあたっては事業として成立する必要があり、議論を繰り返した。一時はフルサイズ機への投資を一時凍結した。
- 風向きが変わったのは、GH4の発表。この機種は欧米の一部マニア層に訴求する製品となり、LUMIXブランドをプレミアム層、プロユースへと向かわせる可能性を感じた。
- フルサイズ機の商品化の条件は、M43フォーマットのGH5、GH5S、G9が写真家コミュニティに対し、一定以上の評価を受けた上で存在感を示すこと。
- 結果は出て、売り上げは(2017年度で前年対比)3倍となった。
- 上述の成功は、主に米国市場・欧米市場でもたらされたもの。日本市場ではそこまでの存在感を示せていない。
- フルサイズ市場では10%のシェアを目指す。
また、面白いと感じたのは、日本の市場での評判と、欧米市場での評判の乖離です。確かに、海外ではプロも使用している様で、写真コミュニティの中でも一定の存在感がある様に見受けられるパナ機ですが、日本ではどうも存在感がありません(コンテストで入選している写真も殆どパナ機で撮ったものが無いし…)。
直近まで使用していたG8ですが、海外では有名な評価媒体で金賞をとっています。
ホント、手放したのがチョットさみしくなる良いカメラでした。
Panasonic ミラーレス一眼カメラ ルミックス G8 レンズキット 標準ズームレンズキット 1600万画素 ブラック DMC-G8M-K
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2016/10/21
- メディア: エレクトロニクス
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絶妙なサイズ感、お気軽感がありつつも写真を撮るときは良好な操作性があり快適。
だけど、日本ではあまり話題にも上がらず、パッとしない印象です。
海外の方が、カメラメーカーのヒストリーやスペックシート、先入観等に囚われずに評価する土壌があるのかもしれませんね。
(つづく)