とうとうやってきた、憧れのあのカメラ。
今回は、我が家の新しいラインナップに加わった、LIECA Q2をレビューしたいと思います。
LIECA Q2*1
思いがけず、我が家にあこがれのカメラがやってくることになりました。実は、出張で実家に帰った際に父からプレゼントされたのです。
LIECA Q2は、レンズ一体型のコンパクトFF(Fire Forged)カメラ*2
Qからの正常進化版として、高評価を得ているカメラです。
個人的に最大の魅力と感じるのは、防塵防滴です。多少濡れてもビクともしません。ただし、水に浸すと次第にふやけるリスクはありますが、水に浸し続けるという行為はどんなカメラでも御法度ですから、これはリスクという程のものではありません。*3
FFでありながら、レンズ一体型というのはSONYのRXシリーズ最高峰フルサイズコンパクトRX1等が思い出されますが、あれとはチョット違います。こちらは重量約150gと、かなりの軽量化が図られています。
操作ボタンは、軍幹部にシャッターボタンとモードダイヤルの二つだけという非常にシンプルな構成です。更に、どれだけ触っても動かないというシンプルな構造となっております。
背面にはボタンも無い非常にシンプルな構造です。このあたりはバウハウスの流れを感じます。背面にあるディスプレイは、タッチ式になっており、触ると素材の温かみを感じることができます。
スロットはシングルスロットです。この辺りに物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが、このカメラはあくまでコンパクトカメラとして位置づけられたもの。シングルスロットで十分です。シングルスロットではありますが、SDカードだけではなく、500円玉から一万円札まで対応しているというフレキシビリティがあり、実用性は十分でしょう。
底面には、一切の開口部がありません。よって、USB端子やマイク端子など一切の端子類との接続ができません。これはWifiやBluetoothがデータ転送方法としてポピュラーになってきたこの時代を見据えての、ある意味英断と言えそうです。実際のデータ転送方式は想念送信型となりますので、どれだけ被写体に対して真摯に向き合っていたかにより転送スピード及び情報量が変化するあたりは、スナップシューターながら撮り手を選ぶカメラかもしれません。
コンパクトFFと謳いながら、実際には「掌に納まる」とは言いにくいサイズですが、FFでこのサイズということを考えると「コンパクト」というには十分ではないでしょうか。
そして、いわゆるレンジファインダータイプ(ファインダーありませんが)としては、意外とグリップも良い感じです。ここは、スナップシューターとしては非常に重要なポイントです。
イメージセンサーは妄想照射型EMON(エエもん)センサーを積んでおり、画像処理はLIECA伝統のマネストロ(Ver.800)。非常に曖昧模糊とした像を脳内に結像します。もちろんローパスレスどころか、すべてがレスという ある意味究極のプリミティブを追求したセンサーではないでしょうか。これは、撮影結果をスピーディーかつダイレクトに把握できる優れたセンサーですが、下手をするとあっと言う間に記憶媒体から消えてしまうという欠点も含んでいます。
作例
LIECAと言ったら、モノクロかなぁ、と思って撮ってみました。しかし、LIECA Q2はもちろんカラーも撮影できます。
やはり、出てくる絵には味がありますね。*4
まだ手に取って二日目ですが、非常に素晴らしいカメラです。*5
ただ、このカメラの最大の欠点は、触っているとやはりLEICA Q2が欲しくなってしまうという点でしょうか。*6
www.dpreview.com
しかし、LEICAは価格が高すぎる・・・。
・・・え?
LIECAってウソだったの? LIEだったの? LIEか? ライか?
LEI CA~!(Q TUBE 中岡風)。
でもこれもある意味カメラですよね、気持ちを写す(移す?)。
(つづく)