「自分の創作の核に子ども時代があると先ほど言いましたが、特に思い出すのは夜、家の周りには街灯もなく、真っ暗な中で星だけが本当に綺麗だったこと。夏には家の屋根の上に上がって、ずっと流れ星を眺めていました。そのうち自分が真っ黒な宇宙に浮かんでいるような錯覚を覚え、宇宙人や、人間ではない何者かと交信できるんじゃないかと想像したり。星や、死んじゃったおじいさん、おばあさんに語りかけたりするのがすごく好きだったんです。そういう世界を託したのが《東京の森の子》です」(HILLS LIFE Dailyより)
(つづく)