先日、EOS R5 MarkⅡを購入した事を書きました。
通常だとそれなりのお金の算段をしてから購入する訳ですが、ほんとうに想定外のイベントであった為、よくある「下取り交換」とかって手続きをしなかったんですよね。
実際問題としてメイン級のカメラが3台になってしまいました。
GM5とかは、私にとっては台数にカウントしないカメラなのですが、流石にメイン級3台は使い分けが難しいというか勿体ない。それに、R5 MarkⅡの購入は金銭的に大きなインパクトがあるので、ある程度機材の整理もやむを得ないかと…。
そこで、以下の3台の状況を簡単にまとめてみました。
①Canon EOS R8
良い点:軽量(460g)・フルサイズセンサー・優れた認識系AF
悪い点:バッファが詰まりやすい(鳥撮りに向かない)・ボディ内手振れ補正が無い
用途:日常スナップ・自然風景撮影・星空撮影(今後)
②Canon EOS R5 MarkⅡ
良い点:フルサイズセンサー・とても優れた認識系AF・優れた連写性能
悪い点:重い(バッテリー込746g)
用途:自然風景撮影・野鳥撮影(今後)
③OM SYSTEM OM-1
良い点:レンズを含めたシステム重量が軽い(特に望遠系)・優れた連写性能
悪い点:特に無い(しいて言えばメーカーの姿勢がよくわからない)
用途:野鳥撮影・都市スナップ
…もともと、OM-1は野鳥を撮影するのに使っていたフルサイズの望遠レンズ(RF100-500)を売却して入れ替えた、野鳥撮影用機材でした。換算200-800のレンズが約1.1㎏と軽量で野鳥を撮るのにはピッタリです。
そういう意味では、EOS R8とOM-1は、旨く棲み分け出来ていて良いコンビでした。
自然風景(登山中の撮影等)はフルサイズセンサーのEOS R8で、野鳥撮影は望遠に強いOM-1で、と言う風に明確な役割分担が出来ていました。
しかし、ここでEOS R5 MarkⅡがやってきた。
EOS R5 MarkⅡは優れた連写(プリ連写系)性能やR8より更に優れたAF性能など、その進化した性能は動体撮影に有利なものばかり。そうすると、これでも鳥を撮れる。
・・・無論、鳥を撮るには望遠レンズが無いとダメで、フルサイズの望遠レンズは重くて高いというのが一般的ですが、R5 MarkⅡは高画素機なのでAPS-Cクロップで焦点距離を1.6倍しても約1,700万画素ぐらいは残るので、これとエクステンダー1.4x(225g)を使えば軽量な望遠レンズRF100-400(635g)との組み合わせで約900mm相当までは伸ばせます(これでEOSR5 MarkⅡと合わせて 1,606g)。
とは言え、BudgetレンズとExtenderとの組み合わせだと画質が相当悪いでしょ?と思っていたのですが、前回のカワセミ撮影をしてみると、現像ソフトの後処理を踏まえればまぁOKかと。
そうなると、①と③の用途が被ってきてしまう…。
そこで、今回思い切ってOM-1を売却する事にしました。
ありがとうOM-1
OM-1はとてもいいカメラでした。
まさに「万能機」と呼ぶにふさわしい、OLYMPUSのフラッグシップ機。
強力な手振れ補正や強力な連写性能で、野鳥や夜景の撮影を楽しませてもらいました。
金策の為とは言え、売却するのがもったいない気もしますが、「操作系がメインのEOS R8と違う」「最高の写りをするPROレンズが、フルサイズのレンズ並みに高価になってなかなか手が出せない」「何となくOM-SYSTEMという会社が好きになれない」などの理由もある!・・・と自分を納得させて売却に踏み切りました。
でも、本当にいいカメラですよね。プロレンズと合わせると凄く解像するし。
ありがとう、そしてさようならOM-1。
(つづく)