EOS R10は良いカメラだったなぁ。
週末、というか日曜日の朝。
日曜日は仕事が無くなった! やったー!
・・・と言っても雨で写真も撮りに行けないなぁ~、と 過去の写真をみていたのですが、EOS R10ってJpegで出しても綺麗ですね。
それに、兎に角あの価格帯とは思えない程AFが優秀だったんですよ。操作系も充実していて、良いカメラだったなぁ・・・。
EOS R10については過去に、次の記事に纏めてみました。
売らなきゃ良かった、EOS R8とペアを組ませておけば最強だったなぁと、後悔してしまう程良いカメラです(EOS R8みたいに連写時にバッファがあまり詰まらないんですよ、R10は)。
価格も安価なので、おススメです。鳥撮り用にコレを置いておけば良かった・・・。
OM SYSTEMの今後は?
昨年、酔った勢いでオリンパスユーザーになった私。
そして、購入したOM-1の後継機が1月に発表されました。
新機種発表は良いのですが、既存OM-1ユーザーを蔑ろにするような発言や対応がOM SYSTEM側に沢山あるみたいで、カメラ系WEBサイトのOM-1 MarkⅡに関する記事に対するコメントを見ていたら、かなり荒れています(笑)。
私自身は直接OM SYSTEM側のコメントを見ていないので何とも言えないのですが、まぁ日本産業パートナーズへの映像事業譲渡の話が出てきたあたりから何となく雰囲気というか態度が変わってきたなぁとは思っていたのですよね(売却した後では無く、その噂話が出てきたころから、です)。
個人的には、当時の(確か)海外事業部長の発言とかはチョット無責任だと思っていましたし、OM-1の前の「WOW CAMERA」発言の安っぽさ(岡田増田の岡田の「ワォッ!」ぐらいの意味だったようだ)とかで、メーカーに好意を持つという事は無かったんですよね。
E-M5 MarkⅡユーザーだったころはまさに「WOW!」と思うようなファームウェアアップデートがあったりして凄く嬉しかったり、LUMIXを使ってるときは「オリンパスはユーザー想いなサービスを展開するなぁ」と羨ましく思っていて、メーカーに対する好感度は高かったのですが、上述の様な経験からOMDS移管時には好感度はメチャクチャ低くなっていました。
なので、今回のOM-1に対するOM-1 MarkⅡの対応に関しては「やっぱりOMDSだなぁ」と納得感があったので特に何とも思わなかったのです。
・・・が、レンズには流石に驚きました。想像を超えた戦略に正直驚きました。
OM-1 MarkⅡと同時に発表された望遠ズーム、M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 ISです。
これは、既に2021年に販売されたシグマ製のフルサイズ向けズームレンズ、150-600mm F5-6.3 DG DN OS Sportsをベースにしたと噂されています(たぶん本当なんだと思います)。
…で、何に驚いたかって、そのお値段。
上のAmazonのリンクを見てもらえればと思うのですが、
OM SYSTEMのレンズは 416,000円
シグマのレンズは 160,151円
・・・です(2024年2月4日時点)。
ざっくりお値段 2.6倍です。
元は(おそらく)同じですよ。
そりゃー色々チューニングしたんだとは思います。
それでもこれはチョット・・・。
完全自社開発で、拘りに拘った一品だというのならまだしも、元ネタありでこれはどうかと・・・。
マイクロフォーサーズのウリはシステムの小型軽量であり、且つレンズも(小型である分、比較的)安価なところでもあったのに・・・。
プレミアム路線に振って粗利率を上げたいのはわかりますが、あまりにもユーザーに不誠実というかプレミアム戦略と取っている行動がマッチしていないんですよね。何でも望遠端の画質は大したことないと、早々に言われているみたいですし。
重量は2㎏越え(2065gで、RF200-800より重い!)なので、そもそも買うつもりは無かったのですが、(自分には無関係とは言え)マイクロフォーサーズとしては、価格も重量も これはチョット酷いんじゃないか? と思わずにはいられませんでした。
酔った勢いで買った私の100-400もシグマのレンズをベースにしていると購入した後に知ったのですが(普通は色々調べてから買うのですが、この時はまったく買うつもりはなかったので・・・)、フルサイズ転用ってのはちょっと安直じゃないかと思う中、更に値段がフルサイズ越え、それも2倍以上!
価格が倍違うって、まったく違う製品じゃないですか。
OM SYSTEMからすれば「いや、望遠端(換算)1,200mmですから。600mmとは違いますから」ってことなんでしょうけど、そんなのAPS-Cとフルサイズ共通のマウントを使っている人からしたら詭弁でしか無いんですよ。600mmのレンズは600mmのレンズなんです。センサークロップしているだけなんですよ。
フルサイズのレンズを普通に取り付けられるAPS-Cユーザーからすると、「フルサイズ用の望遠レンズをAPS-Cに適する様にAdjustしました、お値段2倍になりますケド」なんて言われたら絶対に買わないですよね(普通にフルサイズ用を買ってつけるわ)。
これだったら、望遠端を活用するユーザー(鳥撮り)とかでもAPS-C+トリミングの方が良いと思うんですよね。α6000シリーズとかEOS R7とか。お値段的にも性能的にも画質的にも…。
まぁ、今の自分の機材に(OM-1含めて)特に不満は無いので上記の事は自分には関係ない事と言えばそれまでなのですが、マイクロフォーサーズには頑張って欲しいと思うだけに、何とも釈然としない今回のOM-SYSTEMが発表した製品群でした。
(だから「オリンパス」ユーザーと言いたかったんだろうな・・・)
ちゃんと100-400もマイクロフォーサーズ用に設計されたものを用意したLUMIXの方が、今となってはユーザー想い(というか、マウント想い)と言えるのかもしれません。
OM SYSTEMは今後どうなっていくんでしょうか。
どうなりたいんでしょうかね。
(つづく)