フトした瞬間。
旅先から、日常から、フト思った時を撮る。
その時を記録するのに最適なカメラが、EOS R10だと思います。
CP+も終わって、カメラの新製品発表の時期も一段落。
CanonからもEOS R8とEOS R50というエントリーモデルが新たに発売されましたが、それらのモデルをみて改めてEOS R10は凄いカメラだなと思いましたので、久しぶりにまとめてみました。
EOS R10
2022年7月に発売されたカメラ、EOS R10。
APS-Cフォーマットのセンサーを搭載したカメラで、エントリー機的位置づけ・・・と思えない程の操作性が充実したカメラです。
販売価格がボディだけだと10万チョットぐらいなので、価格的にはエントリー機になるのでしょうが、小型・軽量なボディに充実の機能で、私のカメラ観を変えてしまった一台、と言っても過言ではアリマセン。


日常のスナップ、ワンコちゃんの撮影、鳥の撮影、ハイキングの時の風景の撮影・・・
小型・軽量、犬を認識するオートフォーカス等、私が求める機能が殆どある。
そして、このサイズ。マイクロフォーサーズのお家芸である「小型・軽量」を備えながら、マイクロフォーサーズでこの価格帯・サイズには無い優秀なオートフォーカス。
このカメラの存在が、私のメインカメラをマイクロフォーサーズからRFマウントに変更させたようなものです。
そして、「もうこれ以上、新しいカメラって必要かな」という、何か達観した感じにさせてくれたカメラがこのEOS R10。だって、お値段10万円ちょっとで、倍以上する値段のカメラより操作性が良かったりするんですから、何か矛盾を感じてしまう…。
重量は約430g。マイクロフォーサーズで言うとGX7やE-M5ぐらいの重量感。実際のサイズもそれぐらい。
しかし、操作系の充実が凄い。例えば、本体前面左下のレバーとボタン。
ここに、AF・MFの切り替えスイッチと、カスタマイズ可能なファンクションボタンがあります。安いレンズだとレンズ側にAF・MFのスイッチが無い場合があるので、これは助かります。前面にこんなスイッチついているカメラ、この価格帯であんまりないんですよね。
で、背面にはマルチコントローラーまである!
これ、ある程度中~上位機種にはついていることが多いのですが、エントリークラスについていることは稀。OM-5やGX7 MarkⅢ(はやく新機種出さないのかな・・・)などのマイクロフォーサーズの中級機でもついていませんでした。
そして、内蔵ハニーフラッシュ。
「こんな使えないフラッシュ要らない」という人もいるかもしれませんが、日常の散歩にわざわざホットシューに着ける外付けストロボ持っていく人って、よっぽどカメラ好きな人か、「写真を撮る」ことが目的で外出している人ぐらいですよね。
旅行中の記録写真や日常のスナップ。ワンコの撮影でも逆光時や、あとはハイキングに行った時など・・・あればあったで色んなときに役立つので、これも大いにプラス要素。
モニターはバリアングルで、好き嫌いはあるかもしれませんが今時固定されているより十分良いし、チルトオンリーよりは縦構図を考えれば良いのではないでしょうか。
あと、Canonは(LUMIXもそうでしたが)タッチパネルの操作性が非常に優秀なので、撮影時はモニターを背面に出して使い、収納時はモニターを裏返しにして傷から守る…とおもってリュックに放り投げておくなんて事もできます。
超優秀なAFなどについては、Canonのホームページやレビュー記事に説明されていると思うので割愛しますが、ペットを撮る人にも超おススメです。
これだけ操作性が充実したボディに優秀なAF、これが10万円だなんて…。
なんか、カメラの価格感を大きく崩しちゃった気がします。
例えば、新しく出たEOS R8。
EOS R8
フルサイズでファインダー付きで約460gの重量、優秀なAF、RP譲りの比較的堅牢(だと思われる)ボディなど、魅力たっぷり。軽いカメラが好きな私からすれば、待望のフルサイズ軽量・優秀AF搭載機。これイイやん!と言いたいところですが・・・


操作系もRP譲りで、マルチコントローラーも無ければ本体前面のレバーやボタンも無い。まぁ、RPがそうだったので、別にそれでも良いんですけど、RPが10万、そしてAF優秀なR10も10万円という比較的フレンドリーな価格なのに、EOS R8はそのお値段24万円(マップカメラ価格)!
15万ぐらいならRPを売って買い換えたかもなのですが…ちょっと高くない?
それで、操作系はぶっちぎりにR10に負けている…。
EOS R10とRPの2台持ちの私には、敢えて買い替える気にはなりませんでした…。
(10万半ばぐらいまで値落ちしないかな…)
EOS R50
これはこれで凄い、エントリー機革命カメラだと思います。
重量はたったの375g。それでいてAFは超優秀。日常や旅のスナップに申し分ないカメラです。


ただ、操作系は大幅に簡略化されていて、私の最低条件である2ダイヤルが無い。
細かい機能は色々とブラッシュアップされているし、敢えて1ダイヤルにしている分、他の部分(タッチスクリーンやソフトの操作系)で補っているのかも知れませんが、ちょっとカメラに慣れて来たら、物足りなくならないかな・・・。
因みにお値段約10万円。
マップカメラだとR10との価格差は2万円以下なので、長い目で見たらR10が良いんじゃないかと思います。
…と、こんな感じでブログを書くためにCanonのホームページみていたら、EOS R10って「ミドルクラスモデル」なんですね。
EOS R8も「ミドルクラスモデル」→約24万円
EOS RPも「ミドルクラスモデル」→約12万円
EOS R10は「ミドルクラスモデル」→約12万円
EOS R50は「エントリーモデル」→約10万円
でも、(RPもだけど)EOS R10の値段は断然「エントリーモデル」寄り。
R10って、価格設定間違ったのかな?って思える価格設定。
つまり、メッチャお得!なカメラだと思うのです。
まぁ、買うならレンズキットがおススメですけどね。それでも安い!
ラインナップ再構築の途中で生まれた、ちょっと特殊な子なんですかね、R10。
何か、カメラの価格感に「お得」というキーワードを持ち込んだカメラ。
個人的に、今もっとも推しのカメラです。
参考:EOS R10で撮った写真
…と言う事で、私もまだ保有して半年(?も経ったかな)ぐらいなんですけど、とりあえずEOS R10で撮った写真を参考までに掲載させて頂きます。
まぁ、カメラは優秀でも、写真の良し悪しは撮った人次第…ということで、良い作例じゃないカモですが、R10に興味を持ってくれた人の参考になれば幸いです(参考の為に殆ど撮って出しの写真にしています)。
気軽に持ちだせるので、撮影枚数ダントツでした。
編集耐性はフルサイズに劣りますが、兎に角アチコチに連れて行って、撮る。
そんなカメラ、EOS R10でした。
(つづく)
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