5月3日は、Food Festaのみならず、さらに「食べる」イベントが。
浅草雷門で待ち合わせ。
この日は、会社の同僚家族3組で浅草に食事に来たのです。
まずは、仲見世通りをブラッと散歩。
やっぱり、人形焼が人気。この店はおっちゃんの手作りで、そりゃ製造スピードも遅いのに多くの人が列を作っていました。ちなみに、小生の夢は東京マラソンで人形焼を食べること。夢は見る者だけに叶う。
こういう雰囲気、いい。
「たわしの店に行きたい」と嫁さん達が向かったのは「かなや刷子」。何となく味があって、見てると買いたくなる、特に体を洗うたわし。あれで背中ゴシゴシってやったらさぞ気持ちエエやろなぁ~、と。
・・・で、結局買ったのは「馬毛歯ブラシ」。
使ってみると、ナイロンの歯ブラシとはやっぱり違う感じがします。どう表現するモンか、上手い言葉が見つかりませんが、小生的には馬の味がしたような気がします。
さて、仲見世通りも終盤、ここから向かった場所は、
今半別館。
向かうは、テーブル席の安愚楽亭では無く、文化財に登録されているお座敷のある方へ・・・。小生、昔、前職の先輩に米久に連れてってもらったことがあって、座敷で食べるすき焼きも雰囲気があっていいな、と思ったのです。
そして、すき焼き。
やっぱり、旨い! すき焼きは正直者、値段を実直に反映しますね、ホント。
横浜では牛鍋あらいや太田なわのれん(明治元年創業だから、今半より古い)にも行きましたが、やっぱり旨い肉は旨い! そして、今半別館は、味だけではなく、その建物・雰囲気も楽しめるという+αがありました。
案内された部屋から、雪見障子をあげれば、中庭が。
こういう装飾、昭和初期の建物までは(洋館も含め)結構凝ったものが多かったのですが、昨今ではこんなコストのかかることは誰もしなくなりましたね。でも、こういった装飾は、後の人々をも楽しませてくれる、そういう意味ではやっぱり貴重でなくしてはいけない文化です。鉄・ガラス・コンクリートの新建材が出来、風土と切り離した建物が可能となったと同時に、ビルから装飾も消えました。モダンな現代のオフィスビル等、20年後に見たらどんな印象かなぁ、と。
ま、ともあれ別館はそんな雰囲気も楽しめる場所でした。
ネットでの評判は「接客が悪い」とのコメントが多かったのですが、小生達に給仕してくれた仲居さん(?)は、とってもカンジの良い人で、楽しい時間を提供してくれました。ありがとうございました、ごちそうさまでした。
そんな浅草の夜は更けて。