最近のブログを見返したら、「疲れた」を連発していました。
実際に疲れていたのですが、これはイカン状況です。というのも、やっぱりストレスが溜まると怒りっぽくなったり、悪い影響も出てくる訳でして。
大体は、普段とるお休みでリフレッシュされるのですが、今回はなかなかリセットされない。そうだ、八ヶ岳に行っていないからだ(?)。
そう考えて、特に計画も立てず宿を予約し、あかりちゃんと八ヶ岳を目指しました。
旅の準備(手間がかかるのはあかりグッズ関係とカメラ関係ですが)、お家の整理と戸締りをして、早速出発!
…しかし、さっそく渋滞。
この日は、中央道でトラックが横転したとかで、下り線では初めて経験するレベルの大渋滞。車はまったく進まず、消化はどんどん進む。中央道は石川PAまではトイレが無い! 癒しを求めて出発した旅は、いきなり生理的なストレスに悩まされる展開に。
“大丈夫? 漏らしたらダメだよ。”
いや、もうダメです。だけど、人としての尊厳を保つ為に、ひたすら我慢で進みます。
結局、永福ICから大月ICまで4時間弱という、これだったら白馬まで行っても良かったなと思わせる時間をかけ、最初の目的地、猿橋に到着しました。
なんでも日本三大奇橋の一つだそうで、紅葉もきれいだとか。
八ヶ岳はすでに何度も行っているので、道中で寄り道できる場所として選んだのがこの場所でした。しかし、時はすでに午後2時をまわっていて、立ち寄りというよりはメインの場所になりそう。まぁ、でも人少ないかな、写真撮るには良いかな、なんて思っていたら観光バスが私の進路を塞いでいました。
なんだか残念な感じになりながら、あかりと一緒に散策開始。
猿橋の向かい側には、普通に住居などの建物が建っていて、橋の上に風情という感じは見出しにくい為、下にまわります。
下にあるという展望台へ向かう階段の途中で、猿橋の構造的な特徴が見えてきました。
”ちょっと、アタチもみたいんですけど。”
あかりちゃんの背丈では、階段からは見えません。下まで行こう。
…で、一番下の展望台まで行くと、右側に大きな木が生い茂っていて、橋の全景が見えません。こういう時に、無性に腹が立つのがストレスが溜まっている証拠。
「せっかくの名所なのに、なんで木の剪定ぐらいしておかないんだろう(怒)。」
…などと考えてしまう。渋滞→観光バス→観光地の整備不足、とそれぞれ関係の無いものなのに、自分の身に起こると、さも一連の負の出来事の様に捉えてしまう。
“まぁまぁ、そんな風に考えても得しないよ。”
上側(?)にある展望台で、あかりちゃんに諭されます。
そのとおり、だね。
よし、気分を変えて撮影を楽しもう。
この日は天気もイマイチだし、白黒で撮ったらどうだろう?!
“・・・(ビミョー)”
しかし、曇り空の下の写真撮影って、難しいですね。
こういうシチュエーションでも、それを味に出来るようになりたい…。
奇橋といわれるこの猿橋、橋脚を全く使わない特殊な構造で、両岸から張り出した四層のはねぎによって支えられています。これは確かに面白い構造ですね。なんとなく太鼓橋を思い出しましたが、後で調べると残りの二つは「岩国の錦帯橋」「木曽の棧(かけはし)」だそう。
まさに!
猿橋から渓谷を望むと、(いろいろカメラ側を弄ってだけど)雰囲気がある。
そうだ、猿橋を違う橋から渓谷と絡めて見たらきれいかな?
用意された展望台からみるとイマイチだった景色も、離れたところから見ると紅葉と絡んで雰囲気がありました。
“視点を変えてみるって、大切だね。”
本当だね。
なんだかんだで、狭い猿橋エリアを一時間弱ぶらぶらしていました。
さぁ、次は八ヶ岳を目指そう。
(つづく)