(施設見学記の続きです。)
 
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トロリーバスに乗って、黒部ダムへ向けて出発。このトロリーバス「300型」は、2018年度の運用を持って引退、今後は電気自動車になるそうです。
 
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今だって、電気で動いているんでしょ? と思いましたが、所謂バッテリーで動く電気自動車で、架線(電線)から電気を得て軌道上を走る「電車」では無くなるということだそうです。
この扇沢から黒部ダムへと続くこの架線、なんと冬の間はワザワザ取り外しているそうです。トロリー廃止には、その架線関連の作業を=コストを削減する意図もあるそうです。 しかしながら、そうなると架線関連の作業に関わっていた方々の仕事が無くなる為、色々と反発もあったそう。地元に根付く施設は、労働と雇用を産んでいることに、地味に気がつきます。
 
 
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…なんてことを、黒部の景色は、忘れさせてしまうぐらいに、「綺麗」。
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そして、「雄大」です。
 
 
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余りにも大きく、見ているとスケール感が狂ってきます。
 
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その大きさに、呑み込まれそうです。
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何時迄も見飽きない風景に、まるで観光に来たかのように写真をパシャパシャ。
でも、これは施設見学。ここからが本番です。
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発電所はダムにある訳ではありません。その下流に、別のところにあります。
その為、ここから観光では行けない「黒部トンネル」を通って発電所に向かいます。
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バスに揺られ、ひたすらトンネルを進みます。
黒部の太陽」の舞台となった大町トンネル(関電トンネル)は非常に有名ですが、こちらはあまり知られていないと思います(私自身も知らなかった)。
しかし、このトンネル、非常に長くて、地下帝国(行ったこと無いけど)の通路のよう。これを昔、造ったんだと思うと、何だかその力にか、圧倒されます。
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途中、バスを降り横道へ。
 
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トンネルを出ると…
 
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これらの山を越え、地下を潜り、人がこれを造ったのか。
自然と人間の、共存と競存に身震いしてしまいます。
 
そして、簡単に人が行けない場所に構える自然の、また美しいこと。
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そう感じて、再びトンネルへ戻りました。
 
 
 
(つづく)