なかなかハードそうですが、怠け者の私はこういうイベントを設定しないと、暑い夏は走らなくなりそう。なので、思い切ってエントリーしました。
しかし、流石に練習無しに挑むのは無謀そう。そこでEddieさんと試走に行ってきました(もう随分前ですが…)。
この日は、富士山の五合目を目指して走ります。
富士吉田の市役所から、金鳥居のある道を、先ずはひたすら走ります。既に一度試走をしているEddieさんは「こんなの平地みたいなモンや」とスイスイ進みます(その意味は後でわかります)。
富士山、だいすきです。
いつ見ても、見えても、嬉しいです。
さぁ、前進前進!
富士浅間神社を超えて、まだまだドンドン登ります。まぁ、まだ距離てきには数キロ。でも登りばっかりはこたえます。
しかし、この日は天気も良く、気持ちがいい。まだまだ足はうごきます。
中の茶屋到着、ここで約7km。舗装路は終わり、荒れた道へ。この辺りから、足が上がらなくなってきました。
だいぶおそくなりましたが、Eddieさんが馬返で待っていてくれました。さぁ、ここから登山道、でももう「走し」れません。
たしかに、富士吉田のあたりの坂が平地のように感じるぐらい坂だらけです。
歩くようなペースで、一合目到着。というか、馬返から先、殆ど登山という感じで、全然走っている感じはありません。
はじめて、富士山を登っているのですが、各合にあったハズの茶屋は見事に朽ちています。何だか寂しい気持ちに。世界遺産になったけど、ここで茶屋を続けるのは難しいんでしょうね(そんな人通らないし、商材をあげるのも大変でしょうし…)。
なんてことを考えていたら、別のトレイルランナーに颯爽と抜かされます。この写真は、登山道では比較的たいらな場所。でももうダッシュする気力はありません。
だんだん天気も曇ってきて。
三合目。
このレース、五合目までの制限時間が3時間半。頂上までのレースへの参加権を得る為には、2時間20分で通過しなければなりません。当然私のレベルでは完走狙い(ショボい?)なのですが、殆ど登山道区間は歩いているから、果たして制限時間も間に合うのか? 疲れながらもペースと残り時間を計算します。
四合目、大黒茶屋『跡』。
何というか、ことごとく潰れています。茶屋。残念ですが、ここの茶屋を運営するには、ここまで誰かが材料等を運んで来ないと営業出来ない事実を考えれば、納得してしまう。そんな疲れた自分と共に五合目を目指します。
標高上がってきたかな?
おおっ、人が沢山!
五合目! やっとゴールか!
疲れタァ…
…と思うと、これは大会概要に書かれていた「佐藤小屋」では無い。
ここじゃ無いのねぇ〜、とかなりガックシ。でも五合目であることは間違いないから、あとチョットだ!
山道は続く…もう五合目じゃないの?
…ん? 五合目?
…なんて思って走って(歩いて)いると、どんどん「五合目」を謳う施設「跡」が。
富士山初心者の私は「五合目、何個あんねん(怒)!」とご立腹。良く分からなくなってきました。
五合目、ようさんありますなぁ。
疲れた体には、
キツイ冗談のようどす。
などと、各施設が恨めしく思ってきたりして…。
そして、もっと綺麗にしてあげたい、と思いながら、もはや目的地が近いとは考えなくなったその時、Eddieさんの声がきこえてきた!
リアルゴールか?!
やっと到着、目的地の五合目。
佐藤小屋。こちらは健在です!
疲れたぁ。でも走るとやっぱり気持ち良いですね(走り終わったから言える感想)。
佐藤小屋から、数キロ横に移動すると、車で来れる有名な五合目の施設群へ。
標高は2,000m越えですから、気温がグッと下がります。
ツワモノはここからまた山を下っていくのですが、この日はだいじを取ってバスで下山します。
下山後に食べた、塩チーズラーメン。旨かった!
ま、このタイミングだと何でも美味いんでしょうけど(笑)。
この後、ゆっくりお風呂に入って、リラックス。疲れましたが、自然を堪能した1日でした。
富士山も綺麗、また来ようと思いバスに乗り込みました。
そう、本番があるから絶対また来るんですけどね。
(つづく)