Snapshot@Yokohama
この間、宅建の講習で一日横浜に居た際、講習終了後に担当物件を二つほど見て回りました。徒歩で移動したので、途中にある象の鼻公園~大桟橋にチョット立ち寄ってスナップショット。
夜景って難しいですね~、というかチャント考えて撮らないから何だとは思いますが、ブラブラ歩いて撮るだけでは、自分のイメージする「夜景写真」にはなかなか近づきません。
コンパクトでも、三脚持って行かないとダメなんでしょうかね、やっぱり。
結婚式のイベントか何かが行われていました。
LUMIX G9は強力な手振れ補正がありますが、それでもズームレンズのF値で低ISOを維持するのは難しい、何とか低感度を維持してシャッタースピードを1/10以下で撮影すると流石にブレます。
とまぁ、これでもだいぶ手振れ補正に助けられているのでしょうけど、それでもピントが甘くなります。
やっぱり夜景の、特に遠景はブラブラ歩いてスナップショット、っていう程度ではなかなか良い写真が撮れませんでした。
まだまだ自分の腕もセンスも無いなぁ、と思いながら早々に大桟橋を去り、もう一つのお目当ての物件を見に行くことにしました。
道すがら、ブラブラと撮ってみます。
この辺りは、昔住んでいたので、ブラブラ歩くと懐かしい。
昔は、まだカメラなんて持っていなかったケド、山下公園~赤煉瓦あたりは良く散歩していました。
そして、この辺りは、雰囲気のある建物が残っています。
King、Queen、Jackの横浜三塔は有名ですよね。こちらに見えるはJack、開港記念館として利用されています。
King、今の神奈川県庁です。良くTV撮影にも使われますよね。
Queen、横浜税関として利用されています。ちなみに、横浜税関のマスコット「カスタム君」のことを、ウチの奥さんは「ぜいきんちゃん」と呼んでいました。
カメラ雑感 夜散歩スナップから
さて、そんな夜スナップを撮っていて、やっぱり高感度はマイクロフォーサーズはキビシイのかなぁ、なんて思いました。やっぱり夜は結構ISO値を上げないと厳しかったんですよね。そうすると、画質がどうしても落ちていく。そんなことを想っていると「やっぱりフルサイズが良いのかなぁ」なんて思う訳です。
*ここから掲載する写真は特に本文とは関係ありませんし、意味もありません。
まぁ、実際にはマイクロフォーサーズの方が手振れ補正が強力だと思うので、そこで数段分は稼いでいるハズなんで、自分の使い方ではあまり差は出てこないのかもしれません(三脚つかったりしたら、結構差が出てくるのかもしれませんね)。
*iPhoneで撮った写真。スマホでも綺麗に撮れる世の中になりました。
ただ、フルサイズ(Full Frame)の方が絶対的な画質が良いことは理解しているので、この日は何となく、「フルサイズ欲しいなぁ」と思ったりもしました。
私がフルサイズが欲しいなぁ、と思うのは立体感・奥行き感が凄いと思う写真を見た時(それがフルサイズで撮られていると分かった時)。そして夜の写真を撮る時です。
*多摩川の花火大会が秋になったのは嬉しかった…かな?
よく立体感や奥行き感がある写真の説明には、「被写界深度の薄い層が幾層にも重なって生まれる立体感」とか、「広いダイナミックレンジによる色調豊かな奥行きの表現」とか、「高画素により映し出された空気感」なんて文句が並びますが、実際にどのようなポイントで私自身が立体感を感じているのかはよくわかりません。ただ要素として「浅い被写界深度」「広いダイナミックレンジ」「高画素」ということがあるんだろうなぁ、とは思うのですが、一番の決め手は何なんだろう、なんてぼんやり考えます(・・・が、それ以上は詳しく調べない(笑))。たぶん、高画素では無いんでしょうね、2000万画素の写真でもメッチャ立体感ある写真ありますもんね。
*これはマイクロフォーサーズで撮った写真ですけど、奥行き感は出ているかな。
そんな事を考えていると、やっぱり欲しくなるフルサイズのカメラ。
でも買わないのは何故?と自問自答してみると①高い、②重い、③明確に「これが欲しい!」というカメラが今無い、という事になります。
実際には、①と②は、現在の技術ではまだまだ画質とのトレードオフとして我慢しなければならないところ。それを我慢できない人間だからマイクロフォーサーズ(MFT)を選んでいるというのが事実なのですが、フルサイズを使いたいと思うなら我慢しなければならない不可避なポイント。それを知っていて欲しいと思って、でも買っていないのは結局③が一番なのかな?
・・・と言いながら、矛盾していますが気になるカメラはあるんですよね。
自分が使うんだったら、「右肩電源スイッチ」という要素は絶対に外せない。そうなると憧れのCanon機が対象から外れます。出てくる画は好きなんですけど…。
*GM5という古いカメラと、中一光学のSpeedMaster25㎜の組み合わせ。
順当にLUMIXのS1という選択肢もありますが、流石にデカい。現在のラインナップだと、レンズもめちゃデカい。どうせデカくなるフルサイズですが、流石にチョット躊躇しちゃいます。それに、フルサイズ買うとしてもマウント移行では無く、MFTは手元に残すと思うので、手元のMFTとは違う要素が欲しい、それはすなわち像面位相差AF。
LUMIXのDFD技術を使ったAFはかなり強力なのですが、動きものではやっぱり像面位相差に分がある(逆に静物の場合、もうPanasonicのDFDの方がメチャクチャ良いと思っています)。
*そういいながらも、それなりに動体も取れるんですよ、G9。 あかりちゃんも撮れるよ。
どっちも良さそうですよね、だから?どっちにも決められない・・・。
NIKON Z6/Z7
もう、ボディデザインとエルゴノミクスは現在のFFミラーレスカメラでは、個人的にはトップなんです。LUMIX G9の電源ボタンなんて、絶対Nikonのパクリへのオマージュでしょうから。ただ、家電屋で触ると、液晶まわりの操作性等含めて?となることもあるし、逆に握った感じでオオッ!ピタっ!!となることもある。家電屋に行く毎に握りますが、その都度感じ方に差があるんですよ・・・。でも理屈ではこのボディが一番好きなんですよね。
SONY α7
FFミラーレスと言えば、もはや代名詞とも思えるSONYのαシリーズ。
先行者として、ぶっちぎりのポジションを得ている感じです。デザインは正直Nikonの方が好みなのですが、カタログに出てくるスペックは色々な面で一歩進んでいる感じのαシリーズ。RⅣから9Ⅱの新生代ボディはグリップも良くなったと評判です。
正直、αシリーズって、手に持った時の感覚が何か合わないなぁ、と感じていたのですが、昨今触ってみると「意外といいカモ」なんて思ったりして・・・。
で、実際に家電屋で触ると、「おおっ、やっぱりα7RⅣのボディは良くなったな」と感じたり、一方で「おっ、RⅢの方が手に馴染むかも・・・」と、日によって評価がバラバラになるから困ります。
そして、ボディが良くなった(?)RⅣは何と画素数が6,000万オーバー。トリミングの自由度はあがるのでしょうけど、データ容量の大きさを想像するだけでビビります。RAWだとフル画素でしか記録できない様ですし…。
NikonのZ7はRAWでも画素数選択できるんですよね、確か。「写真を撮る」に付随する行為をチャント考えているのはNikonなのかなぁ、でもSONYの技術モリモリ感も捨てられない…、なんせ「デジタル」カメラだし…。でも、「カメラ」だから、スペック・性能以外の部分も実際には重要だったりするし、そこはNikonのあの堅牢そうで、操作性に優れたボディなのかな… なんて結論が出ない。
*最近、旅行中の天気に恵まれないことが多いです・・・。
正直、画質はもう上に挙げた2機種はどちらも十分良いですし(特に、私が使う事を考えれば持て余すぐらいの高性能)、機能的にも十分なんだと思います。
まぁ、細かく言えばそれぞれ一長一短あるんでしょうけどね…。
また、この2メーカーは、マウントがAPS-Cと共通というのも、何となく好感が持てるというか、Nikonの新しく出たZ50とZ6/7なんて好いコンビになりそう。
*レンズが安いのはMFTのメリットかなぁ、LAOWA7.5㎜F2。
そういう意味では、画質・性能は一定以上の水準だし、自分の求める「立体感」「奥行」のある写真を写してくれるポテンシャルは、どっちのメーカーでも十分あると思います。ううーん、欲しい。
でも、どっちか決められない・・・。
じゃあ、早速買うかっ!?
とりあえず、どっちか買っとくか! 行くか、フルサイズ!
・・・でも、そもそも高価な道具ですし、そう何度も買い替える事も出来ないでしょうから、スペックやデザインだけで無く、やっぱり手に持った時に感じる「何か」を感じたいんですよね。「絶対にこれ欲しいっ!」的な。
非常にあいまいで、感覚的な話ですが、手に取ったら虜になってしまうというか、手に取った後、商品を置いた後でも心から離れない様な感覚(=だから最終的に買ってしまう)。
*G9はまさに衝動的に買ってしまいました、アレだけ「デカい」と思いながらも…。
写真撮る機械だから、画質が一番なんじゃないの?って意見もあるかもしれませんが、やっぱり上に書いた通り、既に画質はどちらも十二分。となると、後は使い勝手であったり、手に持った時に感じる「相棒感」?とでも言うような要素を重視している気がします。そういう「ビビビッ!」的な何かがあれば、よし買おうっ! 無理をしてでも買おう!となるんでしょうけど…。
そんなこんなで、何故か欲しいと思いながら、いや欲しいんですけど、抑えきれない衝動っ!ってところまで行かない。
アレだけ良いカメラ達なのに。
ひょっとして、まだ私にはFFは遠い世界なのだろうか・・・。
上の二つは間違いなく良いカメラだし、欲しいのですが、でも何故か踏み込めない。そんな不思議な感じになるのは、なんでだろうと考えたら、理由はある意味「今」にそれほど不満も無いからかもしれません。
*基本的に旅スナップ、日常スナップ中心と言うスタイルにも起因するかも知れません。
LUMIX G9(MFT)
LUMIXのG9は素人の私でも分かるぐらいに、良くできたボディで使いやすいんですよ。構えた感じが凄くしっくりきます。ボタン配置・ダイヤル・グリップ・サイズ・・・。撮ってて、操作してて楽しいんですよね。
この操作性を知っているだけに、なかなか他のカメラにピンとこないのかも知れません。レンズもライカシリーズは質感も良いしデザインも好み。あと、MFTとは言え、G9の画質が結構良くなって、夜じゃなければ結構満足してしまえる、っていうのも①②③の壁を乗り越えて購入に踏み切れない、踏み切らない、ってのもアルかもしれません。まぁ、自分には②の壁が非常に高いから、実際にフルサイズ買っても、お散歩にはMFT持って出そうな気もするし…。
*結局、一番大事なのはどんな風景に出会えるか、なのかもしれません。特にスナップシューターは。
でも、旅行中の一人お写歩タイムとかに、立体感のあるアーティスティックな写真を撮ってみたい気もするし・・・って感じでフルサイズ欲しい感も正直ある(所有したこと無いから余計なんでしょうね)。
PanasonicがG9のボディでフルサイズ作ってくれたら良かったのに・・・。
現時点での結論
どうしても、センサーサイズへのコンプレックスって大なり小なりあるんでしょうね。でも結局、今の自分の使用スタイルからは、MFTがぴったりなんだと思います。だから、FFに憧れても踏み込まないのかな。でも、表現の幅としてFFも一台欲しい。いつか、私を狂わすFFミラーレスが現れるのかしら。
そんなふうに、久しぶりにフルサイズに憧れた、夜の街を歩いた横浜での時間でした。
ともあれ、悩んだ結果、まだまだ相棒はG9を中心にMFTになりそうです。

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動物認識ついて、ますます使いやすくなっちゃったからね。
LEICAのノクチクロンでも買っちゃおうかなぁ~

Panasonic マイクロフォーサーズ用 交換レンズ LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S. H-NS043
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いつか買おうと思いながら、(LUMIX Gの42.5mmもっているので)ついつい別のLEICAから先に買っちゃうんですよね…。
“機材よりまずは腕を磨くことが先だって! わかる?”
…そうね。正論だねぇ。
(つづく)