出張で、大阪に向かう 為羽田空港へ。
人は少なく、閑散としています。
空港バスが到着する度に、数人の方が降りてくる。
スーツケースを転がした女性二人。
「こんな時に旅行かな?」と思ったけど、いやいや実際は分からない。
緊急事態宣言下では、他府県への移動は自粛を要請されています。
そんな中、飛行機で移動する人は何を考えているんだ?というお叱りを頂くかも知れませんが、ここ空港に来ている人には色々な理由があるのでしょう。
先ほどすれ違った女性二人も、何かこのタイミングに移動しなければならない事情を抱えているのかも知れません。
出発ロビーも、本当にガラガラ。
ここでカメラを取り出して、パシャパシャと写真を撮っているジーパン姿の男を他の人が見たら、「こんな時期に遊びに行くのかよ?」と思うかもしれない。
そう、実際は色々な事情があって出張に行くのですが、スーツを着ていなければ果たして仕事なのか遊びなのか、その姿からは想像がつかないだろうな、と思いました。
先々週の週末だったか、江の島方面に向かう海岸線の道路(134)が渋滞している風景がテレビで何度も写されていたケド、「彼らは一体(この時期に)何をやっているんだ?」と流石に呆れました。
千葉の方にも沢山のサーファーが集まってきて、地元の人が迷惑しているという報道もありましたが、流石にこの時期に「自分の娯楽の為」に移動するのは如何なものかと思います。それも結構な数。こりゃしばらくは収まらないだろうな、と思いますよね。
そんな、江の島や千葉に向かう車の映像を見ていて、「こんな時期に移動する奴はけしからん!」と思う訳ですが、そんな映像の中の車の列には、ひょっとしたら多数の「自分勝手」な人たちにまみれて、どうしても移動しなければならない事情を抱えた人がいたかも知れない。
人は服装で「今何をしている人か」想像がつくこともありますが、車自身は「仕事の時はスーツ、今日はプライベートだから短パンにシャツを着よう」とはならない、常にハダカな訳でして、その外観からは目的をうかがい知ることは出来ない(まぁ、屋根にサーフボードとか積んでいたらわかるんでしょうけどね)。そうなると、車列を構成する人それぞれの事情は打ち消されて、「こんな時に越境してまで遊びに来る自分勝手な人たち」という一つの印象に纏められてしまうんだなぁ、と思いました。
そんな中、私は自分の住んでいる街とは異なる街、異なる県の中で「移動」していました。
一度そのエリアに入ってしまえば、特に都会であれば、その人が「どこから来たか」は分かる術がない。人にはナンバープレートは付いていないから、どこから来たかは分からない。
カメラを持って歩いている姿は、人の目には「観光客」と映るのか、「地元のカメラ好きな人」と映るのか・・・。
ともかく、そんな移動の匿名性を改めて意識しながら出張をした日々でした。
大阪や名古屋などの都心部は、それでも駅を降りると人はそれなりに居たりして、結構驚きなのはラーメン屋やどんぶり屋(?)等の飲食店が意外と混んでいたり、チョットディープなところに行くと居酒屋が夜でもやっていたり…。
これもけしからん!と思うかもしれないケド、特に個人の飲食店の人は色々な思いの中でそれぞれ判断しているんだろうなぁ、とも感じます。
それぞれの人に、それぞれの立場アリ。
それぞれの人に、それぞれの事情アリ。
だから、出来ることは自分の行動を律する、という事ぐらいなのでしょう。
駅の周りには結構な人がいますが、新幹線の駅構内等になると、本当にガラガラ。ここに立つことで、私は「県をまたいで移動しているヤツ」として認識されることに。
まぁでも、この構内で私を見る人は、同類の人という事で。
でも、その移動の理由やその立場までは、やっぱりわからないよね。
報道では、このゴールデンウィーク(?ステイホーム週間?)に沖縄に行く飛行機の予約数が6万人分あると言っていました。1.5万人に減ったとのも行っていましたが、さてはて、どうなる事なのでしょうか。
移動の理由は、他人からは分かりませんが、少なくとも「自分勝手」な移動は避けて過ごしたいものです。
(つづく)
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今回の出張もGM5がお供になったのですが・・・
後ダイヤルが殆ど反応しない状態が続きます。
流石に、露出とかF値とか基本的な操作が出来ない(回し続けると、フト動作するときがありますが、回した方向と逆方向に値が変わったり、途中で止まったり・・・)。
レンズ交換式カメラでありながら、重量たった200g強の超コンパクトで、且つファインダーのついているGM5は大好きなカメラなので、一度真剣に修理に出すことを考えてみます。
中古でも結構いい値段するし、やっぱり修理かなぁ。この後検討してみます。
古いカメラですが気に入っています。
レンズは始めたかった単焦点レンズ、G20mm/F1.7Ⅱをお供にしていました。
後は、仕事で建物を撮る為の超広角レンズ、LAOWAの7.5mm。
このレンズは凄く気に入っていて、別エントリでも上げています。
全部運んでもペットボトル一本分程度。
相変わらずコンパクトです。
・・・と、GM5の修理を考えていたら、中古のGX7(初代)なんてどう?ともう一人の自分が語り掛けてきます。
オール金属ボディのカメラが、今なら20,000円前後。
う~ん。
(こちらもつづく)