東京２０２０
2020年7月12日（日）友引
街に出かけました。
東京では感染者数が連日200人を超えています。
本当はオリンピックで沸き立つはずのこの都市は、今はコロナウイルス感染者を最も多く輩出する「諸悪の根源（©井戸 兵庫県知事）」として注目を浴びています。
東京に住んでいる身としては、非常に残念な状況。
「諸悪の根源」ということは、そこに生活している我々も「悪」なのでしょうか。
マスクして、通勤電車にのって、都度都度アルコール消毒して、そんな風に真面目に予防していても「悪」なのでしょうか。まぁ、悪じゃなくても「東京」という一括りで、そこに居る人は感染している危険が高そう、というイメージにはなっちゃうんでしょうね。
まぁ、200人を超えても新たな「要請」や「自粛」を呼びかけない小池知事。
過去最高の感染者数／日を出しても、「新しい日常」という小池知事にはやや違和感があります。それならそうと、その根拠をもう少しわかりやすく、論理的に説明してほしいですね。
東京の人口は1,400万人以上。
首都圏と言われる1都7県では約4,400万人。
PCR検査を、自覚症状のナイ夜の人も含めて「攻めの姿勢で進めている」とすれば、その検査実施数は一日あたり何人で、それは緊急事態宣言時の何倍ぐらいなのか。
これらの数値を基に、わかりやすく現状を説明してくれれば、もう少し納得感があるかもしれないのですが、ただやみくもに「新しい生活」と言われても、あまり納得できない。感染者が増えているのに、もう具体的な対策をしないという様に感じてしまうし、それでは、東京のイメージも悪くなる。
確かに、ワクチンが出来るまでこの問題は根本的に解決できないのでしょう。
そして、それまで経済活動（それはスポーツ観戦や旅行などの娯楽・レジャーも含めての活動）を止めることも出来ない事もわかります。
でも、それならそれで、もう少し論理的に色々説明してくれれば良いのですが、日々のニュースでは、感染拡大の恐怖を煽るような報道ばかり。
あぁ、これでまた、「自粛警察」や「正義中毒」になった人が、色々と人を傷つけたり嫌がらせをするのでしょうか。東京ナンバーの車のガラスをわったり、ネットで悪いことを書いたり、等々・・・。
一つ言えることは、何があっても、勝手に他人を傷つけてはいけない、ということ。自粛警察、正義中毒の人、誰にもそんな権利はない。
そもそも、相手の事を本当に知っているのか。どういう理由でそこに居て、何をしているか。何も知らずに、相手を傷つけることは出来ないハズです。
そして、こんな（政府も？だし、人々がいがみ合う）世の中で、出来ることは、「自分がやるべきことをやる」ということだけしか無いのではないでしょうか。日々の予防、危険のある場所には行かない。
コロナの存在を意識し、やるべきことをやって、その上で、普段の生活をしていく。
宝塚歌劇も舞台を再開、スポーツ観戦も再開。チャント意識して・予防して、それらを楽しむ。外食はするけど、密な状態でガハハと大声でしゃべる集団の飲み会のようなものには参加しない。会社でも、口角泡飛ばす議論は距離を開けて、マスクをする。テレワークが出来る会社は、積極的にテレワークする。旅行に行っても、人混みは避ける、マスクはする、クラスターの発生しそうなイベントは（そもそも開催されていないでしょうけど）参加しない。
出来ることを、やっていく。
そんな感じで「新しい生活」をしていくしかないのでしょうか。
久しぶりに、街を歩いて、そんな事を考えました。
２０２０年 ７月１２日（日）
因みに、私は何故街を歩いていたのか？
それは、カメラ屋さんを回っていたのです。
お気に入りの「フジヤカメラ（中野）」に行って、渋谷で家電量販店を覗いて、そして二子玉川のカメラのキタムラに行って・・・。
私にとっては、７月１２日は、久しぶりに大きな決断をした日でした。
いや、あくまで趣味のカメラに関して、ですが。一応記録しておこうと思いました。
普段はあまり行かない街を、
目的をもってあちこち行った、
そんな７月１２日。
（つづく）
