先日、仕事で新宿に行ってきました。
…で、その帰りにマップカメラに寄ったんです。
内緒ですけど。
…で、上の過去記事にも書いたのですが、SIGMAのfpにEVFが付いた実機が置いていましてですね、これがプロダクトデザインとして凄くカッコよくて。ついていた50mmの単焦点レンズも凄く良かったんです。デザインも質感も、そして写りも。
何が良かったのかと、改めて考えると、先ずはやっぱりそのデザイン。
ミニマルで、金属ボディで、工業製品として「カッコいいなぁ」と思えるものだった。
そして、その時についていたのが50mmのレンズだったのですが、凄く質感も高く、写りも良かったです(…と言っても、大体カメラ屋で試写すると、不思議とどんなレンズでも良く写るように思えるんですが(笑))。
非常にコンパクトで、これをお写歩に使ったら凄く楽しそうだなぁ、と思うと想像が止まらない。
そして、私のメインカメラであるEOS R8には無い「質感」の良さ。
いや、R8だってある意味味があるんですけど、安価なレンズには無いんですよね、質感というか「良いもの感」が。まぁ、Canonは金属ボディをあらわにせず、大体がエンプラで仕上げるのは実際の使用環境を考えての事だと思うし、理解しているのですが、まぁ、やっぱりガジェット好きとしては「質感」「持つ喜び」みたいなところも気になりますよね。
ただ、基本私はビューファインダーが無いとダメなタイプなんです。だから人気のGRシリーズも手放してしまうのですが、fpはオプションのビューファインダーがある!
実際にマップカメラでEVF覗いたら、悪くなかった。
うーん、良いじゃない!
そして、とっても惹かれたのが「クロップズーム」。
6,000万画素を活かして、デジタルズームでは無く、クロップしてズーム。
正直、6,000万画素はおろか4,500万画素でも仕事でA1看板とか作る時以外は全く不要なんですけど、これをズームとして使えるのであればとっても便利じゃないですか。
それを、この小さいサイズで持ち歩ける。
そうすると、日常のスナップもとても捗るんでは無いか、と。
また新しい楽しみ方が広がり、写欲も高まるのでは無いか、と。
うーん、欲しい!
…が、高い!(笑)
いや、まぁ6,000万画素のフルサイズ機ですから、妥当とも言えるんですけど。
しかし、fpは尖ったカメラなので、凄くビミョーです。
でも、LマウントはRFマウントに比べると安いレンズも豊富だし、そこが楽しそう。
そう、RFマウントはレンズが高いんですよね…。
いや、安いのもあるか…。
それに、EOS R8も十分軽くて小さいんですよ。
実際は、R8があれば要らないんじゃないか? fp。
冷静になる為に、一度比較してみました。
(以下の画像は、すべてCameraSize.comで作成したものです。)
幅は約2㎝の差があります。fpが2センチ小さい。
…が、EVFが約4.5cmもあるんで、EVFを付ける前提だと逆にR8の方が2.5cmも小さいことになるんです。高さは正確にはわかりませんが、恐らくほぼ同じかfpの方が大きくなりそうです。
で、奥行き方向はどうかと言いますと…
こちらも、fpの方が1.4cm小さいのですが、これもEVFを付けるとほぼ同じぐらいになりそうです。
そして、同じ50mm F1.8-2.0を着けると、奥行き方向はR8の方が小さいんですよね。
うーん。
実際に、ガジェットポーチ(WANDRD)にR8を入れると
RF28mmだと、横方向に入れられます。
だけど、50mmだと奥行が出てしまって、縦方向?に入れないと無理。それでも、今度はグリップの厚みの為、ポーチに入りません(あくまでWANDRDのガジェットポーチに、ですが)。
まぁ、fpの場合は横幅が2cm程小さいので、この様に縦方向に収納する事は可能の様です。それって、あくまでEVFが無い状態での運用ですが…。
因みに、どちらも比較的小さいレンズを付けたら、以下の様にほぼ同じ奥行になりそうです(写真ではレンズフードがついているからfp+45mmの方が長く見えます)。
こうやって考えると、fpのデザイン的優位性や質感の高さ、ガジェットとしても「持つ喜び」は大きそうですが、サイズ感・小型軽量という点では、あまり差が無いというか、EVF前提であればむしろR8の方が優位な感じです。
まぁ、Canonって実用面は凄く考えられているんですよね(その分、デザインや質感は…)。まぁ、「形態は機能に従う(Form follows function)」という考えに沿うと、機能から導かれた形に美を感じてくれ、というのがCanonのカメラなのかも知れません。
ただ、一方でCanonの小型カメラは、小型=初心者向け・安価 という位置づけになっているので、どうしても高級感・質感の良さ等とは無縁なんですよね…。
(EOS R10ぐらいのサイズで、本気で凄いカメラ作ってくれないですかね、Canonさん。そしたら絶対買うんですけど。)
…と、比較してみると、ちょっと物欲に支配された頭も冷静に。
とりあえず、暫く「撒餌レンズ」といわれる安価な50mmや28mmを使って、「日常スナップを行うか」を検証してみたいと思います。
(つづく)