昨日は、大阪で一人飯を食べていたのですが・・・。
一人なもんで、スマホとか見ながら食べていました(行儀悪い?)。
…で、スマホで見ていたものとは、
公益社団法人 日本写真家協会さんの「AI技術を活用した被写体自動認識AFの実力」の記事でした。
この記事では、被写体自動認識AFを搭載したミラーレスカメラを開発・販売しているメーカーの一つとしてPanasonic(LUMIX)によるディープラーニング技術を使用したAFの説明がありました。
これが、美味しい夕食と相まって、非常に興味深い記事だったのです。
- ディープラーニング技術を採用したのは、LUMIX G9の人体認識が民生向け商品では最初だった。
- 従来の顔認識などは、作り手である人間が認識のルールを決める方式であった。ディープラーニングでは、顔認識のルールを人間が決めるのでは無く、事前に画像から学習させることによって、自動的にその認識ルールが形成させる。
- それによって、顔が横を向いたり、顔を手で覆ってしまっても、また形や大きさが多少変わっても認識できる。
- ファインダーやモニターの表示上は、人体や動物全体の形を捉えたようになってるが、実は内部では、“動物の顔”や“鳥の顔”という認識を行っている。
…と、記事を読んでいて「そうだったのか!」と思いました。
LUMIX S1が出たときの動物認識AFのレビューで、「画像を見ると動物の目にピントが合っている。」といった記事が沢山ありましたが、偶然では無く、ちゃんと顔を認識するような作業がなされていたんだ!と、妙に感心したり嬉しくなったりしたのでした。
フルサイズの浅い被写界深度で、雑誌のレビュアーがそう指摘しているくらいだから、チャント瞳まで追い込めるような処理がなされているんですね(ファインダー上では動物全体を囲むような形でした表示されないんですけどね)。
つまり、この様に顔をフォーカス枠が囲い、そのうえで目にピントを合わせるのは画面上では表示されないが、内部処理で可能な限り追っている、ということなんですね。やるな、G9!
ん? しかし・・・
じゃあ、この画面は何なの?と言われると、LUMIX GM5で撮っていた時の写真なんですよね。ちゃんとあかりちゃんの顔を目を捉えています。まるで顔・瞳認識のごとく!
ただ、先ほどのJPS(日本写真家協会)さんの記事にも「ディープラーニング技術を活用したAFは「ハイエンドの機種(G9、GH5S)」にしか搭載していないとのこと。当然当物認識AFは搭載されていません。そして、人の顔・瞳認識もG9・GH5S以外のその他LUMIX機では、前述の説明にある「人間が決めたルール」で顔や瞳を認識しているという事になります。
でも、上の写真の様に、その他LUMIX機(GM5)でも、結構認識するんですよ、あかりの顔を。
そして、人間の顔・瞳認識の精度もLUMIX機は昔から結構イイんですよね、被写界深度がそれほど浅くないMFTとは言え。
G9、GH5Sと、その他のLUMIX機の認識技術の差が、どの様なものなのか詳しく知りたくなりました。だって、2014年発売のGM5が上の様に認識しちゃうものですから。
これは、実は他のLUMIX機でも公表されていない認識技術が搭載されているのかっ?!
それとも、あかりが実は人間だったのか?!
・・・そんなことを思う?LUMIXのAIを活用した人体・動物認識AFのお話でした。
(つづく)