あかりぱぱの徒然なるままに

トイプードル「あかり」ちゃんのお父さんの日記。ワンコとの旅行や、ハイキング・登山、カメラなどについて徒然なるままに記しています。

記録の写真:南八ヶ岳②硫黄岳→横岳→赤岳→中岳

 

南八ヶ岳登山の、記録写真の続きです。

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記録の写真:南八ヶ岳②硫黄岳→横岳→赤岳→中岳

翌日。

夜中に風が轟轟行っていたので、ひょっとしたら・・・と思っていましたが案の定起きたらガスガスになっていました。

 

 

日が出てきてもガスガスですが・・・。

これはコレで綺麗かも。

山荘周辺をお写歩することにしました。

 

 

 

 

 

 

 

太陽が見えなくなってきたので、一旦散歩を終了して山荘に戻りました。

この山荘は、Wifiも入ります。

Wifiとか携帯の電波とか、利用できるのはありがたいとも思う一方、LINEやメール、仕事で使っているSlackやBacklogと言ったチャットツールのメッセージも届いてしまいます。そういう事と距離を置いた時間にしたいと思っている時には、この便利さは仇となる。

でも、一方で登山天気とかの情報を仕入れられるので、便利は便利。

 

便利をとって、俗世とのつながりを捨てないか。

便利を捨てて、純粋な山の時間を楽しむか。

 

まぁ、意思さえ強ければ別に仕事のメールとか来てても無視しちゃうんでしょうけど、なかなかどうしてそうは行かない。

 

で、登山天気をチョコチョコとチェックしていると、どうにも天気は曇り→雨という感じ。雨が降るんだったら途中で降りようかな。引き返そうかな、横岳だけ行って行者小屋方面に降りちゃおうかな・・・

 

山荘でコーヒー飲んだりして考えます。様子をみていたのですが、一向にその傾向は変わる事は無い感じ。

 

山荘で一緒だった人も「雨降るんだったら今日は降りるか~」とか撤退モード。

確かに、外は完全にガスガスで先が見えない状況なので、さぁ行こうっ!というモチベーションが湧きにくい。

 

でも、もうトイレもしたし(ウォシュレットでしたし)、コーヒーも飲んじゃったし、まぁ、雨になれば降りるという事にして、スタートを切る事にしました。

 

 

山荘でグタグタしたとはいえ、朝の7時半。

まだ人は少なく、横岳方面に歩いていく人が居ない中、もくもくと進みます。

 

 

あっという間に横岳山頂。

 

 

まぁ、でも・・・

 

 

景色が見えないので、「横岳だー」とか「稜線だー」とか、そういう盛り上がりも無く淡々と進みます。

 

 

横岳超えてから、ポチポチ人とすれ違う様になってきました。

天望荘の方から来た人とか、先に硫黄岳山荘を出てた人とか・・・。

 

 

下の方もあまり見えず。

 

 

9時。

地蔵の頭に到着。

 

 

天気は回復しませんが、一旦赤岳天望荘という山小屋に行って、天気予報を確認してからどうするか決めることにしました。

 

 

天望荘到着。

バッチリ携帯の電波入るんですね~。

フライトモードを解除したら、仕事関係の人からの着信履歴もバッチリ表示されてしまい、しばしお仕事。

 

 

天望荘では、食事の提供は10時からだそう。

なんかチョット食べたかったけど、とりあえずコーヒー飲んで登山天気をチェック。

 

 

今は9時半。

雨は15時からマークがついてました。

 

まぁ、だったら行けそうだなぁと判断し、予定通り赤岳も行くことにしました。

関係ないケド、こんなところで犬さんと猫さんに会えました。くまモンにも会えた。

 

 

まぁ、景色は見えないケド、道は面白いから良しとします!

 

もともと、岩場とか嫌いじゃないので。

 

ですが、この前、栂池から白馬大池までハイキング気分で登った際に、天狗原とか白馬乗鞍から大池までの岩場を調子に乗ってピョンピョンしていたら、帰りに足がつってしまうという事態に・・・。

非常に短いコースで、こんな事になるなんて!とショックでした。

でも考えてみたら金峰山でもピョンピョンして国師ヶ岳に登るときにだいぶ疲れていたりとか、調子に乗ると後でしんどくなる・・・。

 

なので、気持ちが良くても はしゃがず 調子に乗らず ユックリ行こうという事を今回のテーマにしたのでした。

 

 

さて、ガスガスの中をユックリ歩いて・・・

頂上山荘に到着。

この辺りには沢山の人が。

今日は土曜日だからか、山荘だからか、凄い人が多かったです。

 

 

そんでもって、山頂にも沢山の人が。

赤岳人気なんですね。

 

昨日の硫黄岳や、今日の横岳とは全く違う感じです。

 

 

山頂にあまりにも人が多くて、且つ山頂付近にたむろしている。

山頂の標識?の写真もなかなか撮れず。

 

 

そして、聞こえてくる会話が「景色見れなくて残念~」「晴れてこないかな~」というものが大半。

そんななか・・・

 

 

チョットだけ青空が顔を出します。

皆が「ああーっ!」って。

 

 

「晴れるよ、晴れるかも」とみんなが期待を抱きます。

 

 

さぁ、折角の山頂で更なる晴れ間を待つか、それとも先に進むか。

待つ組と進む組で分かれだしました。

私は、午後には雨が降るカモという懸念と、晴れるんだったら中岳に行く途中の稜線の景色をみれればそれで良いかと思い、進む組となりました。

 

曇りの山行でも面白いのは、すれ違う人との会話。

「もう足が上がらへんわ~」

「ホント、こんな天気だとパワーでないですよね~」

「ホンマやで~、修行みたいやわ~」とか(笑)

 

写真撮ってると

「いや、もうこれで良しとしないとダメですよね~。午前中は晴れると思ったのに~」

「確かに前日の予報では晴れでしたもんね。まぁこればっかりはしょうがないですね」

「ホントそうだけど、なんか悔しいんだよね~」とか(笑)

 

曇りでも登るときの気持ちって、大なり小なりみんな一緒(笑)

でも登るのが面白い。

 

 

下っていると、ちょっとずつ雲がばらけてきました。

 

 

 

おおーっ初めて下が見える。

 

 

 

さっきまでは、10m先は見えない感じでしたが、今は曇っていはいるものの、周りが見える状態に。

 

 

 

 

中岳への稜線が。

この日はずっと曇りだったので、この景色だけでも凄く嬉しかったです。

 

 

赤岳方面を振り返ると、結構雲が取れてきていました。

 

 

山頂で待っていた人、今は良い景色見れているかな~。

 

 

・・・と、名残惜しそうに何度も振り返る私。

 

 

いや、でも中岳経由で帰りたかったし、これはこれで良い感じでしょう。

ムリはしない。

 

 

・・・と言いながら振り返る(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

前見て、後ろみて、を繰り返して中岳へ。

 

 

阿弥陀岳かな?

今回はパスして、そろそろ下山します。

 

 

 

下山中に、

 

鹿発見。何鹿?

 

 

 

 

凄い斜面の、しかもガレてるところを登りながら何かを食べていました。

小石が落ちる落ちる。

 

 

雨になるかと思ったら、そうでも無くて、たまに穏やかな景色も見れる様な状態に。

 

 

今、上の方はイイ感じなのかな~なんて思いながら・・・

 

 

行者小屋に到着。

時刻は12時過ぎぐらい。

 

 

さて、今回はユックリがテーマなので、ここでのんびり昼食でも食べようか。

カレーかな、カレーかな、カレーだよな~。

 

 

・・・と思っていたのですが、何故か気が付いたら牛丼を頼んでいました。

これを街で食べたら大したことないというか、そんな感じですが、ココで食べると美味しいのが不思議。凄く汁だくでした。

 

 

だいぶ降りてきました。

苔の道を通ってやまのこ村に帰ります。

 

 

晴れたり、曇ったりのなか、太陽が出ては写真を撮ったりしながらノンビリ帰ります。

 

 

そうこうしていると、南沢と北沢の分岐まで帰ってきました。

 

 

美濃戸山荘

 

 

赤岳山荘

 

 

そしてやまのこ村。

 

最後に山を振り返り、ありがとう。
とっても楽しかったです。


この後、お土産のブドウを買ったり、中村農場で鶏肉かったり、パノラマの湯でお風呂に入ったりした後、家路につきました。

 

 

 

 

(つづく)